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● 「過去問ノート」を作ろう
6年生の秋以降は、いよいよ過去問対策が始まります。志望校の問題の傾向を把握するために「過去問ノート」を作りましょう。
10月の声を聴くと、6年生もいよいよ過去問演習時期に入ります。
我が家も学校別に過去問ノートを作りました。こちらの記事では、「科目別」に復習をすることが多いことから、科目別に作成することを薦めています。
サイズはA4がおすすめです。問題用紙と解答用紙は本番と同じ大きさにコピーして解きますが、ほとんどの学校がB4~A3サイズなので、半分に折ればA4に収まります。問題用紙と解き終わって答え合わせした解答用紙、解答と解説をファイルし、間違った問題をルーズリーフに解き直して解答用紙の後ろに差し込みます。
また、これとは別に、「過去問結果ファイル」を作り、点数などの結果はこちらにファイルします。
過去問を解いていると、解き終わった過去問が散逸してしまうリスクがあるので、(解き終わった過去問は)ノートに貼るなり、ファイルに綴じるなりしてまとめておく必要があると思います。
解いた過去問を復習しようとして、なかなか見つからないというのは、(直前期には)かなりのストレスになりますから、ルールを決めて整理(管理)しておく必要があります。
また、受験直前期は何かと不安になりますが、過去問ノートという「物理的な成果物」を目にするだけでも、「自分はこれだけ努力したんだ」という自信と安心感も生まれます。
我が家も過去問をA4のファイルに統一して整理しました。よって、A4 30穴の穴あけパンチは必需品でした。
● 過去問分析→志望校対策をすることが大事な理由
最も大事なことは、志望校の過去問から、その学校がどんな問題傾向なのかを分析し、その傾向に合わせた対策をすることです。
御三家などの超難関校は、塾にその学校名の冠のついた特訓クラスがあり、出題傾向に合わせた対策をしてくれます。しかしそれ以外の難関校・中堅校はそういった対策をしてもらえませんので、自分でやるしかありません。
(中略)
模擬試験では志望校の偏差値に届いてなかったのに合格できたという「逆転合格」は、志望校対策をしっかりして、その学校の問題ならできるようになっていたから、というケースが実は多いのです。
塾で志望校対策をしてもらえる学校(第1志望校など)については、塾の指導に従えばよいのですが、併願校等についてはご家庭で対応するか、あるいは、個別指導や家庭教師に別途依頼することになります。
10月以降は、①通塾回数の増加、②塾での滞在時間の増加、③模試等で休祭日が潰れる、といったことが増えてくるので、(併願校も含めて)過去問を解く(長期)スケジュールをある程度決めておく必要があります。
同時に、以下のような点についても確認しておく必要があると思います。
● 志望校以外の過去問を何年分解くのか(例えば、前受校は1~2年、準本命校は5年など)
● 出題傾向が著しく異なる学校がないか(出題傾向が大きく異なると、その分負担は増大します)