低学年の家庭学習

低学年向け
この記事は約7分で読めます。
管理人
管理人
こんにちは!
今日は「低学年の家庭学習」についてお話をしたいと思います。
お母さん
お母さん
よろしくお願いします。
うちの子も低学年なので興味があります。
管理人
管理人
低学年のお子さんをお持ちのご家庭の場合、中学受験はまだ大分先の話ですし、「中学受験…どうしようか」と考えているご家庭も多いと思います。
なので、今回は少し対象範囲を広げて、中学受験を考えていないご家庭にも役立つ内容を書いてみたいと思います。
お母さん
お母さん
我家も「中学受験をさせた方が良いのかしら…」と漠然と考えている段階なので、対象に入りますね(笑)。
管理人
管理人
私が考える低学年の学習で重要なポイントは2つあります。
1番目は、楽しみながら学習することです。
低学年は、親子で楽しく勉強できる貴重な時期です。
高学年になると問題も難しくなったり、勉強量も大幅に増えたり、あるいは子供自身も反抗期に入ったりするので、「親子で楽しく」勉強することは段々難しくなります。 😥
お子さんにとって、そして親御さんにとって、一緒に楽しく勉強したことは後々の良い思い出になるのですが、その時期が低学年の時期だと思います。
お母さん
お母さん
楽しく勉強することはとても大切ですね。
わが子も、「勉強が楽しい」と思えるようになってくれたら良いな、と思います。
楽しみながら勉強するコツはありますか?
管理人
管理人
基本的に、①適切な分量、②適切な時期、そして③遊び感覚の導入を意識すると良いと思います。
①「適切な分量」という意味は、お子さんがある程度余裕をもって処理できる量にとどめるということですね。
②「適切な時期」というのは、例えば(中学受験を目指して)先取りや難しい問題などに取り組ませるような場合、あまり無理をしないということですね。時期が来れば自然とできるようになることもあるので、無理して早く始める必要がないことも多々あります。
なので、低学年から沢山ドリル系の問題集をやらせたり、いたずらに難問をやったり、あるいは、長時間勉強させることには注意が必要でしょうね。楽しむのに無理は禁物ですから。
③「遊び感覚の導入」という点では、例えば、トランプやおはじきなどゲーム的要素を取り入れて、遊びながら学んでみると良いでしょうね。あるいは、親子で工作を一緒にしてみるとか、理科実験教室を利用するといったことが挙げられますね。
「親子で一緒に」そして「楽しく過ごす機会」を作ることは、コロナ禍で外出があまりできない昨今では、とても有意義だと思います。
お母さん
お母さん
確かに、家庭で親子で遊びながら和気あいあいと勉強するのは理想的ですね。我家も意識して機会を増やしたいと思います。
管理人
管理人
2番目は実体験の重視です。
これは先程の「遊び感覚」にも通じるのですが、例えば、近所を散歩してどのようなお店があるか、とか、そのお店でどのようなものが売られているかを調べたり考えたりするのも楽しいですね。
昔は八百屋さんやお肉屋さんなど様々な個店がありましたが、今はスーパーやコンビニが主流でしょうか。
例えば、スーパーなどにお子さんを連れて一緒に買い物に行くと、何度か行くうちに、「野菜はこの辺、果物はあの辺、肉や魚は店の奥の方、お菓子は…」などとより詳しい情報が分かるようになったり、売られている商品への興味も出てきたりします。
スーパーに行って最初から色々な情報を教え込むのではなく、何度か足を運び、子供が興味を持ちだした頃合いを見計らって、少しづつ興味を深めていくことがお勧めですね。
お母さん
お母さん
大人だと割と当たり前に感じることでも、子供は知らないですからね。
興味を持たせる工夫が必要なのですね。
管理人
管理人

子供は驚くほど経験が少ないのです。
例えば、大人はスーパーマーケットに何百回も買い物に行っているので、スーパーという「概念」が頭の中に既に出来上がっているのです。
なので、初めて訪れたスーパーでも、売り場の位置関係が大体分かったりして、買い物にさほど苦労しませんよね。
しかし、子供たちは、まだスーパーという概念を作っている段階なのです。これは大きな差ですね。

お母さん
お母さん
本当にそうですね。子供たちにとっては見るもの聞くものが初めてということが多いですから。
管理人
管理人

子供達に経験不足があることを認識し、大人がそれを補ってあげると、子供たちはどんどん成長します。
例えば、何度かスーパーに行っているうちに、(より細かな情報として)商品の置いてある位置だったり、商品の産地(「〇〇産のキャベツ」など)に目が向いたりします。
そこで、こうした情報についてさりげなくクイズにしたりして子供に考えさせたりします。
子供から進んで質問してくれば尚よいでしょう。答えが分からなくても構わないので、一緒に考えるだけでも楽しいですね。
また、スーパーで売られている牛肉パックには「個体識別番号」が記載されていますが、これをネット検索すれば、牛の出生年月日・性別・種別・飼養地などが分かったりします。まさに「物流」の世界ですね。
ここまでくると、もう中学受験レベルの地理の内容に入ってきますね。スーパーに行くという実体験一つとっても、拡張性のある学びができるわけです。
実体験は、高学年の勉強や中学受験準備にも役に立つのです。

 

お母さん
お母さん
「個体識別番号」は知りませんでした。今度早速試してみます。
管理人
管理人

実体験で思い出しましたが、中学受験算数で出てくる「速さ」というテーマがあるのですが、男の子の方がこのテーマには強い傾向がありますね。
車や電車に乗ったときに、「今、何キロのスピードが出ている?」とか乗っている電車が別の電車を追い越すと喜んだり、逆に追い越されると悔しがったり、あるいは、鉄橋やトンネルを渡るときは妙にワクワクしたり。これは、私の子供時代のことですが 😀
「速さ」に自然と意識が向いているのですね。だから、実際に算数の問題として問われたときにも、意外に苦労しないようです。

 

お母さん
お母さん
確かに、「速いもの」や「スピード」は興味があるようですね。
うちの子も車や電車に乗ると、「今、何キロ出ているの?」などといつも聞いてきますね。
電車に追い越されたりすると、「あっちは快速電車だから仕方ないさ」などと悔しがったりしますね。 🙂
管理人
管理人
「速さ」が得意になる素質十分ですね 😛
昔の話ですが、私の子供時代は、暇にまかせて線路脇で電車が来るのを小一時間も待ち構えていたりしましたね。待っていた電車が目の前を通った時の電車や線路のきしむ音、心地よい風や雑草の匂いが今でも思い出されますね。これは中学受験の「通過算」の世界ですね。
また、「川遊び」で川の流れに沿って泳いだり、あるいは逆らって泳いだりするわけですが、川に流れに逆らって泳ぐ時の水の抵抗というのも身をもって実感しているわけです。これはまさに「流水算」の世界です。ちなみに、プールで泳ぐのが静水時の速さですね(笑)。
私は中学受験経験はないのですが、考えてみると、普段の生活の中で自然に実体験ができる時代だったわけです。
しかし、今は実体験を積もうにも(コロナ禍で)できないという現実があります。
一方で、(実体験には及ばないものの)動画や映像などを使って疑似的な実体験ができる機会は格段に増えているわけです。
様々な実体験(疑似経験を含めて)を子供に経験させてあげる機会を確保することは今の時代かなり大切ではないかと思います。
お母さん
お母さん
確かにその通りですね。
昔は電車は地上を走るのが普通でしたが、首都圏に住んでいると、電車は地下を走る乗り物ですね。
プールでは流れに逆らって泳ぐことは勧められませんし、川遊びもできる場所は限られますね。
子供たちの自由度や余裕は低下している時代ですね。 😥
管理人
管理人
そうですね。
ただ、(過去を懐かしむのは大人には良いかもしれませんが)これからを生きる)子供達にとっては今の時代を前提にどう対応するかがポイントですね。
また、ご家庭によって置かれている状況は様々です。お子さんと過ごす時間を比較的多く取れるご家庭もあれば、お仕事等の関係であまり時間がとれないご家庭もあると思います。
教育には際限がないので、欲を言えばきりがないのですが、ご家庭の状況に応じて無理のない範囲で続けることが秘訣かな、と思います。
特に、現代はストレスフルな時代なので、親子ともにストレスを溜めないことが大切ですね。
お母さん
お母さん
楽しむこと、実体験を積むこと、そして無理をしないことですね。
親子で楽しめる場と雰囲気を作っていくことに気を配りたいと思います。本日はありがとうございました。

にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 受験ブログ 中高一貫受験情報へ
にほんブログ村

コメント