志望校選びに関して(6年生向け)

高学年向け
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管理人
管理人
こんにちは、管理人のクォーターです。
今日は(新)6年生向けの志望校選びのお話です。
お母さん
お母さん
6年生というと、いよいよ受験まで1年を切りましたね。
そろそろ志望校を決める頃なるのでしょうか?
管理人
管理人
いえ。
実際に受ける学校を決めるのは、6年生の秋ごろで十分間に合います。ただ、決めるための事前準備や留意点はあります。
つまり、情報収集です。
お母さん
お母さん
確かに、志望校の情報収集は行う必要がありますね。
どのような情報を収集すべきでしょうか?
管理人
管理人
いくつかあるのですが、①通学時間、②入試問題の傾向が重要ですね。
①の通学時間ですが、中高一貫校の場合、入学後6年間通うことになるのでかなり重要です。特に、現時点で心に決めている学校があれば、Door to Doorでどの程度時間がかかるかを、実際に自宅から学校まで行って確認しておくと良いと思います。
必ずしも第一志望だけでなく、通う可能性のある複数の学校について行っておくと良いと思います。
入試直前は色々忙しくなるので、(まだ時間のある)夏ごろまで済ませておくと良いでしょう
お母さん
お母さん
通学時間の目安というのはあるのでしょうか?
管理人
管理人
通学時間については、学校側が目安を示していることがありますので、入試要項等をチェックしてみる必要がありますね。
学校側が目安を示していない場合、一応、(Door to Doorで)片道60分以内が目安になると思います。ただ、時間だけでは決められないこともあります。
例えば、自宅最寄駅が始発駅で学校の最寄駅まで座って1本で行けるなら、多少通学時間が長くても体力の消耗は少ないと思います。逆に、通学時間がそこまで長くなくても、乗り換えが複数回あり、しかも、朝の通勤ラッシュに揉まれるルートだと、思いの外体力を消耗する可能性があります。
なので、学校までのルートが複数あるような場合、それぞれのルートについて確認しておく必要があります。単純に時間が短いルートが最適とは限りませんので。
お母さん
お母さん
なるほど。通学時間は大事ですね。
かなり遠くの学校に通うことになったような場合、体力的にも心配ですね。
管理人
管理人
確かに、通学で体力を消耗してしまうと学校生活に支障が出る危険性もありますね。
私の知り合いでも、お子さんの中学入学を機に、学校に近い場所に転居したケースも複数あります。
お母さん
お母さん
中学受験による転居ですか…。
そこまでは、考えていませんでした。
管理人
管理人
もちろん、通う中学だけが転居理由ではなく、親御さんの仕事(通勤)や住環境等を含めての転居という意味です。
いわば、ご家庭のライフステージに合わせて、生活スタイルを検討するということであり、その一環としての転居という意味です。
なので、「行きたい学校が遠くの学校だから(受験を)諦める。」ということでもないわけです。
お母さん
お母さん
昔から「孟母三遷」の例もありますしね。 🙂
2番目の「入試傾向」のについて、留意すべき点はありますか?
管理人
管理人
そうですね。
塾に通っていると、塾の教材に載っている問題や塾の試験というのは、かなり勉強していると思います。
しかし、実際の入試問題は学校によってかなり特色があります。塾ではあまり扱われていないような問題を出す学校もあります。塾の教材の中心は、万人向きの「最大公約数的な問題」になりますから。
お母さん
お母さん
確かに、実際の入試問題は学校によってかなり差がありそうですね。
ということは、入試問題を早目に解く方が良いということでしょうか。
管理人
管理人
いえ、そういう意味ではありません。
お子さんが問題を解く時期は、塾等から具体的な指示があるのでそれに従えば良いと思います。
その前に、親御さん自身が実際の入試問題に目を通して、どのような出題傾向(形式)になっているかを確認すると良いと思います。
試験科目、試験時間、科目配点、全体の問題数、大問数、記述の量などについて確認する程度で十分です。
お母さん
お母さん
なるほど。
出題傾向を親が早目に意識しておくことが大切ということですね。
管理人
管理人
その通りです。
できれば夏前位(お子さんが志望校の過去問を解く前)に、一通り把握してく必要がありますね。
もちろん、完璧に分析する必要はないのです。
最終的には、塾の先生に相談する中で志望校は決めていきますので。
何といっても塾の先生はプロですからね。
お母さん
お母さん
塾の先生に相談する前の事前準備としての情報収集ということですね。
管理人
管理人
はい。まさにおっしゃる通りです。
親御さんがご自身で色々調べる過程で出てきた疑問点を、塾の面談で解決するという方向ですね。
各塾では、秋以降に志望校別のコースが始まると思うので、その前に志望校に関する面談機会があると思います。それまでに一通りのリサーチは済ませておきたいですね。
何もリサーチしないまま塾の面談に臨んでしまうと、結局よく分からないまま塾の先生の言うことに従うしかなくなってしまいます。
それで「安心感」は得られるかもしれませんが、「納得感」はあまり得られないのではないかと思うのです。
お母さん
お母さん
確かに、聴くべきポイントを持っていないと、面談でも質問のしようがないですね。事前準備が必要ということですね。
管理人
管理人
秋以降に実際にお子さんが入試問題を解き始めるとわかるのですが、「入試問題(過去問)との相性」というのがあるんですね。同じような偏差地帯の学校でも、相性によって過去問演習の点数がかなり違ったりします。
当然のことながら、「過去問の相性の悪い学校」よりも「相性が良い学校」の方が受かる可能性は高いわけですね。
相性の良し悪しは、実際に過去の入試問題を何回か解かないと分かりません
相性がそれほど悪くなければ問題ないのですが、相性が悪い場合、併願校を見直したり、志望校の優先順位を変更する必要がありますね。
こうしたことも、塾などに早めに相談することが大切ですね。
お母さん
お母さん
なるほど。
秋以降の入試問題演習をスムーズに行うためにも、出題傾向や出題形式などを理解しておく必要があるということですね。
場合によっては、志望校を変更する必要もあると…。
管理人
管理人
「第一志望校=熱望校」であれば諦める必要性はないと思いますね。
仮に合格可能性は低くても、お子さんが受けたい学校であれば可能な限り受けさせてあげるのが悔いのない中学受験につながりますから。
ただ一方で、冷静な併願校戦略が必要になるということです。
お母さん
お母さん
なるほど。
併願校対策で留意すべき点にはどのようなことがあるでしょうか?
管理人
管理人
まず、傾向の違う学校を多く受験すると、その分過去問演習が大変になりますね。
例えば、第1志望は〇年、第2志望は〇年、第3志望は〇年…とか過去問演習をするわけですが、同じような出題傾向(形式)の学校であれば、演習の年数を選らすこともできるんですね。
例えば、第2志望のB校と第3志望のC校の出題傾向(形式)が似ていれば、B校対策でC校対策も兼ねられるので、B校を△年やればC校は1年で済むという具合です。
逆に、出題傾向が大きく違う学校を受ける場合には、新たにかなり長い年数の過去問演習をする必要があるでしょうね。そのあたりの時間が十分とれるかも志望校(群)選びの重要なポイントです。
いわゆる第1志望校の過去問演習というのは受験生はかなりしっかりやると思うのですが、第2志望以降の過去問演習にもそれなりの時間はかかります。
お母さん
お母さん
なるほど。
第1志望だけでなく、第2志望以降の志望校群の学校も含め、無理・無駄のない準備を行う必要があるということですね。
管理人
管理人
調査によると、「第1志望校の合格確率は30%」とのことです。ということは、残り70%は第1志望校以外の学校に行くわけです。このことからも、第2志望以降の過去問演習が非常に大事ですね。
したがって、第2志望以降の学校について、出題傾向を考慮せずに単純に偏差値重視で選んでしまうのは非常に危険ということです。
お母さん
お母さん
よく分かりました。
本日はありがとうございました。

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