5年生の算数 食塩水

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管理人
管理人
こんにちは!
今日は、「予習シリーズ」の5年上の第7回の「食塩水」をとりあげます。
春期講習が終わってGWに入るまで、第7回「食塩水」、第8回「売買損益」、第9回「差集め算」といわゆる特殊算が続くので結構大変ですが、基本をしっかり押さえるようにしたいですね。
お母さん
お母さん
5年生になると、いよいよ算数が本格化してきますね。「食塩水」というと、「〇%の食塩水100gと△%の食塩水を200g混ぜると、☆%の食塩水になる」という問題ですね。
管理人
管理人
はい、そうですね。
「濃度算」とも言われる食塩水の分野ですが、「濃度(%)=食塩の重さ÷食塩水の重さ×100」いう公式が使いこなせれば良いのですが、前提として割合の考え方をしっかり身につけておく必要があるんですね。
それと、食塩水=食塩+水なので、「10%の食塩水100g」という意味が、「食塩水=水(90g)+食塩(10g)」であることを腹落ちしていることが大切ですね。
「10gの食塩水を何gの水に溶かすと10%になるか」という問題に対して、「100gの水」と答えてしまう小学生は結構多いですね。
お母さん
お母さん
なるほど。大人にとっては当たり前のことですが、子供は勘違いしてしまいそうですね。
管理人
管理人
はい。実体験が少ないから勘違いしてしまうのも無理はないのですが、ちょっとした実験を行うことで、腹落ちさせることは可能です。
例えば、食塩を水に溶かすと(溶けた)食塩の分だけ重さが増すこと、食塩水を煮詰めていくと再び食塩が現れることなど、算数の問題で問われる状況を実体験することができます
こうした実体験があると、結構理解が進むんですね。
親御さんが、「この子は何故こんな簡単なことが分からないのだろう?」と思うこともあると思いますが、それは(大人と子供の)実体験の差に起因していることが多いと思います。
お母さん
お母さん
なるほど。
食塩を溶かした食塩水を飲んでしょっぱいと感じたり、食塩水を煮詰めてみたり…。そうした経験があると算数の問題を解く際の理解度に影響しそうですね。
管理人
管理人
はい。その通りです。
「食塩水」も「水」も見た目は水なんですね。しかし、食塩水は食塩が溶けている分重くなっているし、しょっぱくもなっている。これを実感することなしに、(文字情報だけの)食塩水問題を解いてもなかなか身につかないのでは…と思います。
来週(第8回)の売買損益などもその典型で、買い物に良く連れて行っているお子さんの場合、理解がかなり早くなるんですね。

 

お母さん
お母さん
なるほど。「何割引き」とか、「定価」とか、買い物に行かないとピンときませんからね。算数の問題を解くにあたって実体験の重要性が良くわかりました。
管理人
管理人
「売買損益」は、覚える用語や概念が結構あるので案外大変です。
話を食塩水に戻しますと、割合の基礎概念が大事、次いで実体験(実験)が大事というお話をしました。
その上でテキストや問題集に掲載されている基礎的な問題を解いていくことになりますが、解き方にも少し注意する必要があります。
食塩水の問題には、「ビーカー図」、「面積図」、「天びん図」など様々な解き方があるのですが、これらの解法を最初から使いこなすことは難しいのです。
お母さん
お母さん
色々な解き方があって混乱しそうですね。
どのような点に注意して問題を解けばよいのでしょうか?
管理人
管理人
最適解というのはないのですが、最初のうちは1つの解き方をしっかりマスターすることですね。
例えば、我家では「ビーカー図」に似た「フローチャート」というのを使いましたね。
とにかく最初はこの方法だけで押し通します。
もちろんこの方法で解けない方法もあるわけですが、そういう問題に出会ってから「面積図」などを勉強するという感じです。
ビーカー図と面積図が駆使できれば、大抵の問題は解けますので。
お母さん
お母さん
なるほど。まずは一つの解法をマスターするということですね。
管理人
管理人
はい。その通りです。
使う公式は、「濃度(%)=食塩の重さ÷食塩水の重さ×100」だけなのですが、「食塩の重さ=食塩水の重さ×濃度」、「食塩水の重さ=食塩の重さ÷濃度」というように自在に使いこなせるようになる必要があるので、最初のうちは結構な練習量が必要になります。
これに加えて色々な解き方をマスターしようとすると混乱してしまうんですね。
なので、とりあえず1つのやり方を体得することを目指します。
ビーカー図(フローチャート)をマスターして基礎的な問題は解けるようにする。これで解けない問題は面積図を使うので、面積図を使って解く所まで到達すれば、5年生としては十分でしょうね。
お母さん
お母さん
なるほど。
食塩水の応用問題にはどのように対応すればよいのでしょうか。
管理人
管理人
応用問題の場合、「比」を使って解くと結構簡単に解ける問題も多いので、そうした問題には5年生の後半になってから取り組む方が良いかもしれませんね。
5年前半段階の応用問題は、ほぼ「食塩水のやりとり」に関する問題だったと記憶しています。
食塩水の問題の場合、「濃度」、「食塩水の重さ」、「食塩の重さ」という3つの数値を追いかけていくことになるのですが、この3つを同時に追いかけるのは結構大変なのですね。3つのうちどれか2つが分かれば残りの1つは決まるので、「3つのうち何を追うか」がポイントになるので、そこを意識する必要がありますね。
また、「食塩水のやりとり」の場合は解答スペースをかなり多く使うので、ご家庭ではたっぷりと余白をとって問題演習することが必要ですね。ただし、試験ではスペースが限られているので、効率的な図を描かないと「家では解けても試験では解けない」ということも往々にして起こりますね。
ただ、食塩水に関しては、5年後半で比を使った問題、6年前半で5年生の総復習をするので、5年生の現段階であまり無理をせず、(1年後の)6年生前半を目途に解けるようにすれば良いと思います。
お母さん
お母さん
なるほど。
まずは基礎概念を身につけ、基本問題をしっかり解けるようにすること。そのためにも、家庭でできるちょっとした実験も役立ちそうですね。
そして、解法を段階を追って身につけていくこと、繰り返しカリキュラムの中で徐々にレベルアップを図ることが大切ですね。
本日はありがとうございました。

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