中学受験と英語の関係

未来型中学受験
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管理人
管理人
こんにちは!
4月に入って学校も始まった今日は、「中学受験と英語学習の関係」について取り上げたいと思います。
お母さん
お母さん
小学校でも英語が正式教科になったので、中学受験で英語を課す学校が増えるのでしょうか?
管理人
管理人
確かに、入試科目に「英語」を導入する私立中学校は、ここ数年間でかなり増加していますね。2021年は143校が英語試験を実施したそうです。
「英語入試」と言うと、かつては帰国子女対象という意味合いが強かったのですが、最近ではいわゆる一般入試で英語を課す私立中学も増えてきました。こうした流れの背景には、小学校での英語の義務化、大学入試改革、グローバル化への対応など様々な要因があると思います。
お母さん
お母さん
そうすると、これからは「中学受験に備えて、小学生のうちから家庭や英語塾などで英語を勉強しておいた方が良い。」ということになるでしょうか?
管理人
管理人
なかなか難しい質問ですね。
英語重視の傾向は今後も変わることはないので、小学生段階の英語教育(英語の早期教育)について、一層注目されることになると思います。
かといって、「何が何でも英語の早期教育が必要」と短絡的に考えてしまうのも危険です。
ケースバイケースになると思うので、いくつか「場合分け」が必要だと思います。
お母さん
お母さん
「場合分け」…ですか。
管理人
管理人
まず最初に、中学受験をするか否かで区分されると思います。
中学受験をしない場合、小学生のうちから英語を勉強しておくことで、高校受験を有利に進めることができます。
次に、中学入試を考える場合ですが、2つに分かれます。
一つは、英語入試を課す志望校を目指す場合です。
この場合は、英語入試と一般入試の比較を行い、「どちらで勝負するか」を検討する必要も出てくるでしょう。仮に「英語入試」を選択すれば、中学受験勉強として英語の勉強に取り組む必要があります。
一方、英語入試を前提にしない中学受験の場合です。現在、首都圏大手進学塾に通う小学生の90%位がこのケースに該当すると思います。
この場合、(受験勉強期間中に)英語学習を行う目的は、「大学入試に備えて」とか、(やや消極的な目的ではありますが)「入学後に(中高一貫校の)授業についていけるように」ということになると思います。
ただ、受験勉強期間中は勉強の中心が4教科(算国理社)になること、これらのボリュームが相当大きいことから、英語への取り組みは(行うとしても)限定的になると思います。

 

お母さん
お母さん
確かに、塾や自宅で4科目の受験勉強をしっかりやるとなると、なかなか英語に振り向ける時間は取れなくなりますね。
管理人
管理人
そうですね。
ただ、そうは言っても、中学受験勉強と並行して習い事などを続けているお子さんは結構います。さすがに、受験直前期まで続けるケースは少ないでしょうが、(我家もそうでしたが)小6前半あたりまで続けるご家庭は結構あるように思います。
英語も習い事の一環と考えれば、中学受験と並行して続けることも十分可能だと思います。
お母さん
お母さん
なるほど。
工夫次第では中学受験勉強と英語を並行して進められるということですね。
管理人
管理人
そうですね。
例えば、お子さんに「英語の勉強」をさせようとすると、ただでさえ負荷の重い中学受験の勉強に加えて新たに(英語の勉強が)追加される形になりますから、お子さんの負担が増大しますね。
一方、英語が気分転換になれば、むしろ英語を取り入れることによって中学受験にプラスに作用する可能性もあります。
英語も他の習い事と同様、「好き」ならば長続きしますが、「あまり好きではない」場合は、通塾が本格化する段階を機に一旦辞めるケースが多いように思います。
「一旦辞めたらまた元に戻ってしまう」などと危惧する向きもありますが、中学になれば再開しますから深刻に考える必要はないと思いますね。
大人が大学卒業後に何年間(何十年間)も英語から遠ざかってしまうのとはわけが違いますから。
お母さん
お母さん
確かに、「勉強」として捉えるか、「息抜き」として捉えるかによってずいぶん違うのでしょうね。
そして、しばらく中断することになっても、さほど恐れる必要はないということですね。
安心しました。 🙂
管理人
管理人
その通りです。
中学受験はかなり大変ですから、ある一定の時期は、受験勉強中心にならざるを得ません。
一方、受験勉強には「息抜き」も必要です。
例えば、習い事を中断した(辞めた)後、お子さんが自ら進んで楽器を演奏する場合、それは「息抜き」です。しかし、「毎日ノルマを決めて何分間楽器を演奏する」というように(親が)練習を義務付ければ、それは「負担」になります。
同じ楽器の演奏でも、自発的にやるか強制されるかによって意味合いがまったく異なります。
英語もまったく同じことだと思います。
お母さん
お母さん
結局、当の本人がどう感じるかによるということですね。
管理人
管理人
まさにおっしゃる通りで、当人(小学生)の受け止め方次第ですね。
英語が息抜きや気分転換になるのであれば、続けることによるメリットは大きいと思いますが、(勉強と同じように)「負担」と感じるようであれば無理をせず、当面は中学受験に集中して、中学受験が終わってから英語を頑張るというのが得策だと思います。
現在は小学校でも(高学年は正規科目として)英語を勉強しているので、中学入学前にまったくのゼロスタートということはないわけですから、「中学の授業についていけなかったら…」などと焦る必要はありません
むしろ、「中学受験が終わった。さあ、次は英語を勉強しよう!」というように英語への意欲を高めておくことの方が重要だと思います。
お母さん
お母さん
英語への取り組みは、中学受験の有無、志望校のタイプ、お子さんが勉強と感じるか息抜きと感じるか…など、ケースバイケースで一概には決められないということですね。
本日はありがとうございました。

 

 

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