今日の記事はこちらです。
「公立中に大失望」というタイトルは少し大げさだと思うのですが、以下内容を少し見ていきます。
一方、私立一貫校のコンサルティングを手がける森上教育研究所によると、私立中高の84.8%が配信型授業を実施し、その過半が4月前半までに開始。双方向型授業もほぼ同様の状況だった。同研究所の森上展安代表は「コロナ対応での公立と私立の差を見て、『どうしても子どもを公立中学校へ行かせたくない』という層が増えた」と指摘する。
コロナ禍における授業動画対応ですが、確かに当時子供の通っていた公立小では、対応が遅れていましたね。遅れていたというよりは、「ほぼ、出来なかった」という状態だったと思います。
公立はあくまで公教育なので、自分の所だけで決められる「私立学校」とスピード感が異なるのはある意味仕方がないことだと思います。
コロナという有事の対応において、私立の方が迅速に対応できたということはあると思います。
コロナ禍でも中学受験者が増えたのは、「中学入試は小学4年生から始まる3カ年プロジェクト。2021年の受験者は2018年から入試に備えている。突然コロナ禍になっても、後に引ける状況ではなかったのだろう」と、東京個別指導学院・進路指導センターの寺田拓司氏は解説する。
これはもうその通りで、我家も後に引ける状況ではなかったですね。 😛
コロナ禍で激変したのは受験校選びだ。塾や学校が授業を中止したため、「成績が思うように伸びない受験生が増えた」(森上氏)。そのため、自分の学力を大きく超えたチャレンジ校の受験は減り、平均出願校数は減った。2021年の平均出願数は1人あたり6.55校と19年、20年の6.67校から減少した。
この辺りの真の事情は分かりませんが、「前受受験を最小限に留めた」、「(コロナとインフルエンザのリスクに備え)体調管理を優先した」結果、1人あたりの受験校は減少したということは考えられます。
チャレンジ校の出願減少ですが、コロナ禍における「安全志向」(=チャレンジ校を受けなかった)ということもあるかもしれませんが、受験校の見直しにより、例えば「従来であれば2校チャレンジ校を受けていた受験生がチャレンジを1校のみにする」という行動をとったことも考えられます。
いずれにしても(受験校を)1校削るとしたら、(安全校は削れないので)チャレンジ校の方になるという感じでしょうか。
中堅校の志願者が増えた理由は、安全志向だけではなさそうだ。ある大手塾関係者は「公立中学のコロナ対応に失望し、6年生の夏ぐらいから受験対策を始めた層がいた」と話す。3年プロジェクトとされる中学受験に、入試の半年前に参入して間に合う可能性は低い。合格できるのは中堅校以下に限られる。そのため、偏差値40台以下の学校の受験者が増えたという。
これは興味深い視点でした。
公立小の休校期間における対応に親御さんが不安を感じ、6年生から受験勉強を開始した生徒は例年になく多かった可能性があります。
基本的な問題を出題する学校(=大学附属校)、科目数の少ない学校、自宅から比較的近い学校の受験の人気が高まったことは想像できます。
2022年はどうなる?
2022年はコロナ対応という点では各学校とも今年より慣れていると思うので、大きな混乱はないとは思いますが、昨年中止となった
① 面接(親子面接)
② 塾の応援
が復活するのか(しないのか)少し興味があります。