「塾に行っている=勉強している」ではない!?  夏休みに子どもの学習体力をつける3つの方法

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夏休みも間近。子どもの学習計画をいろいろ立てているご家庭も多いでしょう。中学受験専門カウンセラーで算数教育家の安浪京子さんは「夏休みこそ学習体力をつけるべき」とアドバイスします。

学習体力

「私はプロ家庭教師として、たくさんの子どもたちを見てきていますが、『学習体力』があるかないかは、教えていると顕著にわかりますね」こう話すのは、「きょうこ先生」として中学受験を目指す親子に大人気、多くの著書もある安浪京子さん。(中略)「学習体力」は、集中力の有無に限らず、「どのくらい勉強し続けられるか」という体力的なものも含んでいます。安浪さんが「学習体力」という言葉を使っている理由は、「学習体力は生まれ持ったものではなく、鍛えられる」と感じているからなのだそう。

確かに、「勉強を続けられる力」というのは必要ですね。そして、「勉強体力」は鍛えられるということのようです。

「中学受験をする、しないに関わらず、夏休みはまさにこの『学習体力』のつけどきです。もちろん、塾の夏期講習に通えば一定時間、強制的に机に座っていることになりますので、学習体力はある程度つきますが、注意しなければならないことは『机に座っていた時間=勉強していた時間』ではないことです。授業内容が分からなくても板書を写してくる子はいい方で、ボーッと座っているだけの子、授業中に友だちと手紙などを回してこっそり遊んでいる子も多いのが実情。小学生はそういうものです。そうならないためには、塾から帰ってきたら『今日はどんな勉強してきたの?』とさりげなく聞いてみるといいでしょう。うまく説明できなくても叱らずに、どんなことでも子どもが答えたものに興味を持ち、褒めてあげるのがポイントです」

「集中力が続くのは10分とか15分」と言われていますが、(断続的であっても)授業時間中はそれなりに授業に集中する必要があります。

特に塾の授業時間は学校より長く、また、学校より難しい内容を扱うので、ボーっとすると全く分からなくなってしまう危険性もありますね。

学習体力のつけ方

家庭での学習体力の付け方として、以下の3つが挙げられています。

1.時間は細切れにして少しずつ
2.簡単な計算問題からスタート
3.リビング学習のワナを知る

1については、「15分やったら5分休む」というように休憩をこまめに挟むということで負荷を軽減することが提案されています。まずは、「短い時間」からスタートをさせることが必要でしょう。

2については、塾の宿題のような重い課題にいきなり取り組むのではなく、簡単な計算問題からスタートすることが推奨されています。単純で易し目の課題で弾みをつけて、徐々に難しい課題に移行するのが良いようです。

3についてですが、一般に、「リビング学習」は(親の目が届きやすいということもあり)推奨されています。但し、過ぎたるは及ばざるが如し。「子供に対して過干渉になりやすい」というデメリットが指摘されています。

子供に口うるさく指示を出したり、監視されていると子供が感じれば学習効果が落ちてしまうので、「親子で一緒に勉強を楽しむ」という工夫が大切なようです。

 

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