中学受験、4年時の“詰め込みすぎ”は失速のもと 家庭学習はタブレットより紙と鉛筆 人気プロ家庭教師が「夏休みの過ごし方」レクチャー

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低学年の夏休み

低学年は中学受験をするかしないかは関係なく、家庭での学習習慣の構築に重点を置きましょう。1日10分でも20分でも、ドリルなどで学習習慣をつけることをおすすめします。その時間は椅子に座って、紙に鉛筆で書くことが大切です。最近はタブレット学習などいろいろな学習方法があり、紙に書かないで進める勉強もあるため、筆圧が弱くて字がふにゃふにゃな子が増えています。

よく言われる通り、低学年では学習習慣の確立が最大のポイントですね。

また、字を書く習慣は(学習ツールの進展で)段々薄れていますので、紙と鉛筆を使った学習が重要なのでしょう。

 

4年生は詰め込みすぎに注意

4年生は中学受験のために塾に通い始めた子も多く、受験のスタートラインに立って初めての夏休みです。夏休み前に親子で夏期講習がある日とない日の2パターンだけでいいので、スケジュールを立てておきましょう。注意したいのは勉強一色にしないこと。4年生のうちから詰め込みすぎると、5、6年生で失速する可能性があります。

4年生ではまだ余裕がありますからね。

とは言え、夏期講習はかなりの長丁場。
夏期講習に行くのであれば、夏期講習期間中は講習に集中した方が良いでしょう。

なお、夏期講習のない日の学習は、「読書」、「計算力の強化」や「計算先取り」に時間を使いたいですね。

また、4年生の前半で理解不足な部分があれば、つぶしておくことも必要でしょう。全部は無理なので、塾の先生に相談して優先順位をつけると良いと思います。

あとは、早寝早起きの習慣化ですね。

5年生は一つの山場

5年生の夏休みは、受験生にかなり大事な時期となります。算数でいうと、塾では学校より一足先に、「割合」と「速さ」という抽象概念を扱い始めます。この年齢の子どもたちにはなかなか難しく、理解に差が出るのは確かで、多くの子どもたちがつまずく算数最大の壁ともいわれる分野です。夏休み明け以降、「割合」はあらゆる分野にかかわってくるため、夏はこの単元を集中的にマスターすることをおすすめします。夏休みに基礎固めをしておけば、この先の勉強がグッと楽になるはずです。

5年生の算数の最大の山場は、「割合と比」ですね。

5年後半では5年生前半までに学んだ内容(速さと旅人算、売買損益、食塩水など)が、割合や比を用いて新たに取り上げられます。

加えて、平面図形でも比を扱いますので、5年後半は比のオンパレードと言っても過言ではありません。

6年生は天王山

中学受験の天王山でもある6年生は、お盆期間を除き、ほぼ毎日、夏期講習があるので、家族一丸となってスケジュールを立てることが大事です。(中略)上位・中位クラスの子たちは演習問題に食らいついていけますが、下位クラスの子は基礎固めができていないため、ついていくのは大変です。親御さんは“塾に行かせているから安心”ではなく、お子さんの様子を見て、補強が必要な部分は、講習外で先生に聞きに行かせたり、個別指導や家庭教師に頼んだりと、基礎を一から勉強できる工夫をしてあげましょう。(中略)6年生は志望校も徐々に固まってきて、お子さんに必要なサポートも細分化されていくので、体調管理も含めて、親御さんが上手に取捨選択し、支えてあげることが求められます。

思い起こすと、6年生の夏期講習は大変でした。
時間も長く、しかも日数も多い。しかも宿題もある。

とても全部はやり切れないので、塾で扱った問題だけは最低限できるようにするとか、塾の内容が難しいようであれば、5年生のテキストに戻って復習するということも必要ですね。

特に、基礎が固まっていない場合には、塾で各種オプション講座をとるよりも、(その時間やお金で)自宅学習や個別などを利用して補強する選択肢も検討する必要があるかもしれません。

いずれにしてもやることが沢山あるので、課題に追いまくられて上滑りしないようにしたいですね。

あとは(忙しい)6年生も息抜きは必要です。日中は暑いので、朝(または夕方)に散歩したり、体操などで体を動かすことを心がけたいです。

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