中学受験で息子が本命校に合格するも…入学説明会で母の目の前が真っ暗になった理由

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首都圏では1月中旬から2月上旬にかけて私立中学校の入学試験が行われます。(中略)多くの学校で開催され、受験関係者の間では別名“学校招集日”と呼ばれている「入学説明会」について、筆者の実体験を綴ります。ちなみに、入学説明会は学校にとっても経営面で重要な意味を持つそう。出席人数が学校側の予想より少なく、入学者数が定員割れを起こしそうであれば、繰り上げ合格者に急遽連絡して人数を確保する中学校もあるといいます。

中学受験に合格すると、すぐに入学手続きを行う必要がありますが、その後に行われるのが「入学者向説明会」。

学校によって参加者(保護者だけの参加、保護者と生徒の両方参加等)に差があったり、実施時期(2月~3月)に差がありますが、4月の入学式前に入学者数を確定する目的も兼ねて行われるようです。

「皆様、中学受験、大変お疲れ様でございました!」これが校長先生の第一声でした。(中略)ところが期待に反して、先生の話は意外な方向に進みます。「本校では中等部の入試が無事終わりましたが、高校3年生が大学受験の真っ只中にいますお父さん、お母さんが高校生だった30年ほど前は、1浪2浪を経て大学に合格することが珍しくはなかったかもしれません。しかし、今は時代が違います。親御さんはご自分の意識を改革してください」(中略)「今、必死になって大学受験と戦っている高校3年生は、6年後のご子息の姿です!」親に向かって放たれた校長先生の鋭い言葉。息子が志望校に合格した喜びで膨らんでいた私の胸は一気にしぼみ、顔面蒼白になりました。

なかなかシビアな校長先生ですね。 🙂

入学説明会は、一斉招集日と言われる2月11日に行われるケースが多いので、(高3生は)大学受験真っ只中の時期になりますね。

(進学実績を上げるという目標を持つ)校長先生としても、目下の関心事は高校3年生の大学入試なので「旬の話題」です。

中学合格で安心しきって、親子共々「もうしばらく勉強しなくてよい」などと考え、入学式までだらけ切ってしまうリスクへの警鐘という意味を含めての話だと考えられます。

「本校では6年間、責任を持ってご子息をお預かりします。先生方の教育方針に従っていただければ、志望大学の現役合格を保証します。早速、ご子息には教室で課題を配布しています。ご自宅に戻ったら問題に取り組んでいただき、入学式のあとに提出してください」(中略)「はぁ~」……親たちの口から大きなため息が漏れました。中学を受験する前、学校説明会に訪れた頃は、受験生と保護者は“お客様”として学校側から丁寧なもてなしを受けました。しかし、合格すると状況は一変。私たちはすで“身内”であり、校長先生の口調には遠慮がまったくありません。「大学受験に向けて、塾に通い始めたお子さんがいると思います。しかし、本校のカリキュラムをきちんとこなせば、塾は不要です。もちろん、『授業だけでは物足りない』と感じる方は、どんどん学外の教育機関を利用してください」

ここまで本音で話をしてくれる校長先生は少ないかもしれませんが、早い段階でこうした話をしてもらった方が保護者としてはありがたいですね。

少なくとも、変に甘い期待を持たせておいて、後になってから厳しい現実に直面するよりもずっと親切です。

また、「学校のカリキュラムをこなせば塾は不要」というのも好感が持てますね。

こちらの学校に限らず、「中高一貫校」の教材やカリキュラムはしっかりしていますから、授業や宿題をきっちりこなしていけば、少なくとも中学生の間は塾は必要ないと思います。

中高一貫校では勉強だけでなく、部活や委員会や学校行事など盛りだくさんなので、よっぽど余裕があれば別ですが、塾まで手が回らないと思います。

校長先生から祝福の言葉をいただいても、突き付けられた厳しい現実に凍り付いた筆者の心が解けることはありませんでした。息子の進学先としてこの学校を選んだ理由は、校長先生という百戦錬磨の司令官のもとで進学実績を着実に上げている校風に惹かれたからでした。しかし、中学校に入学する前から、息子を大学受験という戦地に再び送り出すことになるとは、まったく予想していませんでした。こうして親の新たな苦悩が、学校招集日から始まったのでした。

「校長先生という指令官のもとで進学実績を着実に上げている校風」本当に惹かれたのなら入学説明会での校長先生のお話は「さもありなん」。極めて明快なスタンスで、何の意外性もありません。逆に、「予想外だった」という反応の方に違和感を感じます。

楽しくのんびりやって抜群の進学実績出せたのなら、誰も苦労しませんから。

(今回は辛口のコメントになってしまいました。)

 

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