中学受験「合格率40%」で受けさせてもいい? カリスマ・安浪京子先生がアドバイス〈AERA〉

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「模試の判定が悪い」「塾のクラスが落ちた」という悩みはこの時期でもあります。私たち指導者からすると、もはや全員が受ける模試の判定は気にしていないのですが、親はこの時期の模試の結果が悪いと「志望校を変えたほうがいいのだろうか」と悩んだりしがちです。しかし、今大事なのは模試の判定より過去問を取れるようにすること。優先順位を間違わないようにしましょう。

この時期になったらやはり過去問が重要ですね。
穴を埋めることは重要ですが、「あれもこれも」と手を広げないことですね。

いちばん多いのは、「志望校の合格圏内に届かない」ということです。我々としたら、志望校別の模擬試験を受けてきて、40%の合格率を取ってきたら、「お、40%取ってきたか! 残り3カ月頑張るぞ!」となりますが、親からすると60%でも不安なんですね。
(中略)
たいていの塾は第1志望校に応じて併願パッケージを持っていますが、これはあくまで日程を偏差値で組んだもの。子どもに合うか否かは度外視です。特にコロナによって受験の動向も変わり、合格可能性や通学時間など、多角的に「安全志向」が高まりました。塾が提示したパッケージを鵜呑みにせず、わが子に合うプランについてアドバイスをもらいましょう。また、第1志望がチャレンジ校の場合は、そのまま受けさせていいのか悩むご家庭もあると思います。もし全然届きそうになくても、子どもにその学校をどうしても受けたいという意思が明確にあるならば、かなえさせてあげるべきでしょう。その場合は、第2志望以降は現実的なところをきっちりと押さえてください。

明確な志望校(=親ではなくお子さんの熱望校)があるのであれば、合格率に関係なく受験することが悔いを残さない受験となります。

本試験には20%とか80%とかの合格率はありません。合格するか不合格になるかの2つに1つです。

また、併願パターンを偏差値順に選ぶのは危険です。まったく出題傾向の違う学校があったり、明らかに校風が合わなかったり、通学時間の負担がかなり高まる危険性があるからです。

したがって、現実的に「通える学校」「ここなら行っても良いと思える学校」を選ぶことが肝心です。何せ、あと半年もしないうちに、朝お弁当を作って(入学した中学校に)子供を送り出す日々になるわけですから。

恐らく、偏差地帯で見ると、かなりバラエティに富む併願校のパッケージになるはずです。我家でも第一志望校と押え校では偏差値は20ほど違いましたが、押え校も子供と実際に見に行って、「ここなら(距離的にも通えるし)通ってもよい。」という納得感の下、併願校に加えました。

チャレンジ校は何校受けても良いと思いますが、併願校として押え校(目安として最低偏差値▲5~▲10、平均偏差値▲10~15以上)をできれば2校組み入れておくと、精神的に楽になります。野球で言えば、抑えの切り札として左右のクローザーを用意する感じですね。 🙂

最後はやはり、メンタルです。「あと3カ月しかないのに子どもはまるでやる気がない」とヤキモキすることも多いと思いますが、親御さんたちにお願いしたいのは、この時期の子どもを必要以上に責め立てないでください、ということです。
(中略)
そもそもやる気は周りの大人が無理やり引き出すものではなく、本人の中から芽生えるものです。やる気がなくてもいいから「今日やるべきことを淡々とやっていく」。これにつきます。ここでいかに寄り添えたかが、残り期間の密度を決めます。

何と言ってもまだ小学生ですからね。
中学受験」と言われてもなかなか実感がわかないでしょうね。

ただ、(表面に出さないだけで)子供なりにプレッシャーを含めて雰囲気の違いを感じとっていると思います。塾に行けば、先生やクラスの友達の雰囲気なども変わってきているでしょうから。

ただ、子供の成熟度や性格には個人差があるのでこれは仕方がないと思います。

親としては、過去問の進捗管理、学校訪問や説明会への参加、併願校の決定など色々忙しくなってくる時期であり、また、受験が近づいてきて色々焦ってくる時期でもあります。

ここまで来たら、現実的にやれること・やるべきことを着実に積み上げていくこと、体調管理に気をつけて試験日を無事に乗り切ることが最大のテーマとなります。

 

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