芝国際中学の応募倍率が80倍超!?「共学+国際化」の新興校ブームから中学受験生を守るには…

中学受験
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久々の更新になりました。

今年は複数の知人のお子さんが中学入試を迎えていたので、今月初旬から中旬にかけて「どうだったのだろうか?」と気になっていました。皆さん無事に進学先が決まったようで、一安心しています。

頑張ったお子さんたちは、残り少ない小学校生活を楽しんで欲しいと思います。

さて、本日の記事はこちら ↓

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◆芝国際中学が「超高倍率化」、2月5日の応募倍率は80倍超にも

芝国際中学の今年の入試に対する批判的なコメントの主な理由は、1. 募集定員が少ない、2. 合格者数が少ない、3. 2月1日の合格発表が予定時間よりもかなり遅れた、4. 算数で出題ミスがあったの4点となります。

(中略)

1、2については、確かに芝国際中学の今年度入試には人気が集まり、2月3日の午後入試では募集15名に対し応募が1015名と応募倍率67.7倍、2月5日午後入試では募集10名に対して835名が集まり応募倍率は83.5倍となりました。

しかしながら、この傾向は他の新興校にも見られるものです

(中略)

つまり「超高倍率」という批判は、芝国際のみが受けるべきものではないと考えます。

(中略)

4の出題ミスについては、実はどの学校でもある問題です

(中略)

もちろんミスはよくないですが、どの学校でも起きている問題でもあるのです。 

私自身は、芝国際中学については何も知らないのですが、(新興校で流行の?)「入試日程を細分化して、1回あたりの合格者数を少なくする戦略」が、「国際化」や「共学化」といったトレンドと相まって、「混乱が生まれ始めているのではないか?」という危惧を持ちました。

入試日を複数回設定すれば、その分、作問を担当したりチェックする教師の負担が増えるわけで、出題ミスの可能性が上がると思います。また、入試回数が増えれば、少々の作業の遅れが発表時間の遅れにもつながるでしょう。

新興校の場合には立ち上げ段階にもあるので、リソース的にもギリギリのところで運営をしていると考えられるわけで、現場の疲弊も気になるところです。

筆者の方は「他の新興校も同様だから…」という見解のようですが、ちょっと違うのではないかと思うのです。

複数回の受験日を設定するのは「学校側の自由」と言えば「その通り」ですが、限度があると思います。まったくの個人的な感想ですが、2月1日~5日の間(首都圏のほとんどの中学校の入試がこの期間に集中していると思うのですが)で3回~4回が上限ではないかと。

それ以上に入試回数を増やしたいのであれば、1月とか12月に(分散して)実施することもできるはずです。

学校経営戦略とかマーケティングの視点も大事とは思いますが、短期間に10回もの入試を実施することによるタイトな日程(入試準備→入試実施→合格発表→入学手続き)によって現場の負荷がことさら過重になっているのではないかという点が気になります。

何といっても、入学志願者のお子さんやご家庭に配慮した入試運営が必要ではないかと思うのです。

 

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