先週末に習い事に関する記事をたまたま書きましたが、(たまたま)同じ趣旨の記事になっています。
スポーツや音楽など習い事をしてきた子たちは、受験時の集中力が違います。(中略) 頭の切り替えができるお子さんの中には、習い事と勉強とをどちらも集中して取り組めるかたもいらっしゃいます。そういうかたは、習い事をやめずに最後まで受験勉強と両立して続けることも可能でしょう。
切り替えが上手なお子さんは勉強と習い事が両立できる、もっと言えば、相乗効果が期待できる(習い事が勉強の良い息抜きになる)のですね。これは習い事を続けるうえで非常に強い。
しかし、無理にやめさせるのはお勧めしません。(中略)納得できないまま「やめさせられた」のでは、受験勉強への意欲は育ちにくいものです。 親御さんは、習い事をお子さん自身がどの程度続けたいと思っているのかについて考えを聞いたうえで、どうしても続けたいのであれば、体力は続きそうか、時間のやりくりはできそうかを検討しましょう。そして続けるのはやはり難しそうだとなった場合は、受験勉強のために習い事をやめることに納得できるのかについて、お子さんとしっかり話し合う時間を取ってほしいと思います。
子供が「やりたい」という習い事は本当に貴重です。
できる限り続ける方向で親として体制づくりや工夫をする必要がありますね。ただし、1日は24時間で、子供の体力にも限界はあるので、(受験勉強との両立が)厳しくなってきたら、子供との話し合いの中で方向性を決める必要があります。
お子さんと親御さんとの話し合いの結果、習い事をやめるという判断をした場合、次にどのタイミングまで習い事を頑張りたいのかを決める必要があります。例えば、音楽であればコンクール、スポーツであれば大会への出場などこれまで目標としてきたことが終わるタイミングでやめることにすれば、よい「けじめ」となるでしょう。(中略)ただ、「けじめ」の大会を夏休み以降に設定してしまうと、集団スポーツの場合など夏休みの大部分の時間を練習に費やすことになってしまいます。夏休みは受験対策においても大事な時期です。できれば6年生の夏休み前に「けじめ」を設定できるよう、お子さんと話し合いを進めてください。
「けじめ」というのは先週末の記事にはなかった視点です。
スポーツ系の大会頻度は良く分かりませんが、楽器系だと発表会やコンクールがあります。
こうしたイベントを一つの目安にして習い事の辞め時を考えるのも確かにありますね。
「けじめ」となるイベント(大会やコンクール等)がいくつかあれば、比較的家庭の裁量で習い事の区切り時を設定しやすいですが、楽器の場合はコンクールに出るレベルではないと、だいたいが通っている教室の発表会とかに出る程度なので、イベントも基本的に年1回です。
例えば、秋や冬に発表会が設定されていたりすると、6年生の発表会にはなかなか出られません。ということで、現実的には5年生の秋とか冬の発表会が最後というケースが多い(しかも最近は、コロナの影響では発表会自体中止というケースも多い)。
発表会が終わった後で6年生の夏前あたりまで習い事を続けるか、あるいは発表会(中止を含めて)を機に5年生以前で辞めるのか、ご家庭の思案のしどころですね。