中学への算数と言えば、難関中学を目指すご家庭向きの教材として有名です。
月刊誌の他に、難関中学を目指す受験生向けの以下のような教材が出版されています。
上記の教材は確かに質の高い教材なのですが、難度が高く使い方が案外難しいので、利用対象者は限られてくると思います。
一方、あまり知られていませんが、「単問チェックで中学入試基礎固め」(3分冊)という問題集があります。
こちらは、比較的広い層の受験生を対象にした教材で、隠れた名著(?)だと思います。
単問チェックシリーズは、「数」、「図形」、「文章題」の3分冊。
収録問題はすべて入試問題です。
1冊あたりの問題数は180~200問程度でしょうか。
1ページの左側に問題、右側に解答・解説が書かれているので、非常に使いやすいです。
例えば、右側(解答・解説部分)を白紙で隠しつつ、紙をずらしながら答え合わせをするといった方法で、サクサク進めることができます。
分からない場合にも、いきなり解答解説を見るのではなく、(少しズラして)1~2行読んでヒントを得て、できそうなら自力で解いてみるという方法がお勧めです。
比較的易し目の問題(単問)で、解説も(東京出版の割に?)非常にわかりやすく書かれています。
1冊全部やっても良いでしょうし、苦手分野だけ(例えば、「数」の「規則性」の章だけ)やってみるのも良いでしょう。
(1)(難関校を志望する受験生の)苦手分野の克服
(2)(難関校を志望する受験生の)短期間での基礎事項の確認
(3)(中堅校を志望する受験生の)過去問演習に入る前の基礎固め
(2)(難関校を志望する受験生の)短期間での基礎事項の確認
(3)(中堅校を志望する受験生の)過去問演習に入る前の基礎固め
などに有用な教材だと思います。
薄目の教材ですが、比較的網羅性が高く、また、やり終えた後の達成感も得やすい教材だと思います。