
今日は、「4年生の算数」の小数の加減計算を取り上げたいと思います。「予習シリーズ」4年上の第6回のテーマとなります。

4年生になると、いよいよ小数と分数が塾で始まるのですね。

今回は比較的楽な回と言えるのですが、実は色々手を広げようとするとかなり大変な回になってしまいます。
まず、第1テーマの小数の加減計算ですが、こちらは小数点を揃えることができれば、あとは整数の計算と同じです。
やり方を押さえた後は、計算練習を重ねることに尽きます。
そして、第2テーマが単位の計算です。
まず、距離の単位として、「1km=1000m」,「1m=100cm」,「1cm=10mm」といった単位換算が出てきます。
次に重さの単位換算については、「1kg=1000g」,「1g=1000mg」となります。最後に、一番厄介な容積(体積)の単位換算ですが、「1L=10dL」,「1dL=100mL」,「1L=1000mL」となります。dLとかは普段の生活でもあまり使わないので、イメージがわきにくいですね。
今回、むしろ厄介なのは単位の計算(単位の換算)ではないでしょうか。

どういった点に注意して学習すればよいでしょうか?

そして、毎日少量でも良いので計算トレーニングに取り入れることで習熟することが大事ですね。
逆に、小3までに小学校の計算が一通り終わっているお子さんにとっては、小数計算に関してはほとんど追加で学習することはないと思います。

先取りが効果を発揮するわけですね。

計算先取りができているお子さんは、今回は単位換算の計算の習熟に力を入れると良いと思います。一方、計算に不安があるお子さんは、小数計算と単位換算の基礎をしっかり身につけることをお勧めします。
単位換算の計算も(来週以降)毎日2~3問で良いので1ヶ月位は続けると良いでしょうね。


というのも、今回のテーマについては、「整数 → 小数」にしたり、様々な単位を取り入れたりすれば、今まで学習した単元すべてが範囲になるからです。
例えば、「予習シリーズ」では、今までに「線分図」、「角度」、「やりとり」といったテーマについて学習してきたと思います。これらのテーマに小数や単位換算(距離,容積等)を絡めて問題を作ろうと思えば、それこそ無尽蔵に問題を作ることができるわけです。
なので、深入りは禁物です。

数値を小数にしたり単位を絡めれば、今までと同じ構造で似たような問題がいくらでも作れそうですね。

お子さん自身が問題を見て、同じ構造であることが分かれば、色々な問題を解くことで力がついていくのですね。
しかし、小数や単位換算にまだ慣れていないお子さんの場合、数値や単位の複雑さの方に目が行ってしまい、肝心の問題構造の方に目が向かなくなってしまって混乱してしまうのですね。
大抵の(4年生の)お子さんにとっては、今はまだ、基本概念や問題の解き方を固めている段階であって、そこに慣れない計算の負荷をかけてしまうと、せっかく分かりかけてきた概念や解き方が再び混乱してしまう危険性があるのです。これが功罪の「罪」の部分です。
概念や計算方法を理解する段階では、数値は簡単な方法が良いですね。計算に負荷がかからない分、概念理解の方に意識が向くのです。
なので、今回の小数計算や単位換算はある種の「技術」と割り切って、まずはその技術習得に注力するというのも一つの方法です。

最低限、計算だけはできるようにしておくという割り切りも必要ということですね。

「応用問題まで解かなければ…」という焦りは禁物です。
というのも、4年生あたりで扱う応用問題というのは、極論すると5年生後半や6年生になると、いとも簡単に解けてしまう問題が多いのですね。しかも、実際の中学入試に出題されるような問題もあまりないのです。
なので、小4段階で無理して応用問題に取り組もうとして時間と労力を使うするのはあまり得策ではないのですね。まずは計算力と基本的事項の習得。余力があれば応用問題という順番で考える方が良いと思います。欲張りすぎずに余力を残しつつ進めていくことが大事です。

まずは基本的事項の理解と計算が大事、そのうえで余裕があれば応用問題ということですね。本日はありがとうございました。

