中高一貫校の「深海魚」誰もがなりうる理由と対策

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中学受験界には「深海魚」という有名な言葉があります。

中高一貫校で成績が著しく落ち込み、浮上しない生徒のことを言います。進級基準を満たさない成績不振が長く続くと、学校に保護者が呼び出され、「このままでは高校に進めない/次の学年に進めないかも」と退学を選択肢に入れた面談になることも…。

(中略)

私は、「深海魚」になるのに入学時の成績は関係ないと思っています。

「実力以上の学校に入学したら、ついていけずに深海魚になる」と思われがちですが、そうではないパターンはたくさんあります

確かに、入学時の成績と深海魚になることの間に関係性はほぼないでしょうね。

むしろ、思春期の気持ちの問題とか、人間(家族・友人)関係、学校との相性、ゲームやネット依存みたいな問題の方が大きいように思います。

その意味では、どの子にも深海魚になる危険性はあるということです。

また、成績が悪くても、毎日学校に行って、(勉強のやる気はなくても)学校生活や部活を楽しんでいる状態であれば、きっかけさえあれば好転する可能性も高いのですが、いわゆる「不登校」になってしまうとなかなか厳しい。

しかも、「不登校」とは決して珍しい話ではなく、現在では中学生の「25人に1人が不登校」とも言われており、まさに、どのお子さんも不登校になるリスクがあると言えるかもしれません。

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中学受験を経たお子さんにとっては、(公立)小学校は息抜きの場だったと思うのですが、中学校はまったく違います。

お子さんの成績のことをあれこれ気にするのではなく、学校を楽しめているのか、日々の疲れがしっかりとれているのか(食事・睡眠等が十分か)、といった点にまず注意を払うことが大切だと思います。

中高一貫校は6年間あるので、多少ダラダラやっていても大丈夫だと思います。それでも、授業の内容は高度で、課題(宿題)なども多いので、公立中に通う場合に比べると比較にならないほど勉強してることになりますので。

特に4月から中学に入るお子さんは、小学校時代とは全く違った生活が始まります。最初は慣れない電車通学、新しく始まる科目への対応、部活など色々な負担が出てきますが、小学校時代とは比べようのない位楽しい学校生活のようです。

4月から始まる新生活、親子ともに楽しめると良いですね。

 

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