中学受験「学習管理はエクセルで」「日常会話を学びに」

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中学受験に挑戦する場合、一般的には学年が上がるにつれ家庭での保護者負担が増えていきます。

(中略)

「塾の宿題を中心に、家での学習計画は夫がエクセルで表を作って管理していました。『30分刻みで時間を見える化する』スタイルで、空き時間を効率的に使えるようにしていました。都度、子どもと話し合いながら修正も加えました(男子の保護者・神奈川県)」

保護者の負担について

確かに、中学受験の場合には、(一般的には)学年が上がるにしたがって保護者の負担が増える傾向があると思います。

勉強面では(小4や小5の頃は)子供に聞かれて即答できていたのが、小6になると解答・解説を読まないと私自身が理解できないことも多く、片手間に勉強を教えることが難しくなったという経験があります。

子供側には反抗期の問題、親への甘え(「質問の仕方がいい加減になる」など)もある一方、親としても、質問の回答に対する労力がそれなりに必要になってきたことから、親子関係の悪化の兆しが見られるようになりました。

そこで、「質問は塾で行う(=家庭では質問を原則として受け付けない)」という方針にしました。塾では(家庭のように)いい加減なスタンスでは質問できないので、子供にとって当初ハードルは高かったようですが、徐々に慣れていったようです。

妻のお弁当作りと(私の)塾へのお迎えだけは最後まで残りました。

 

Excelによる管理

中学受験ではしばしば、「(父親による)Excelを使ったスケジュール管理」が話題になります。

かなり詳細にスケジュール管理をされているご家庭もあるようですが、私自身はタイムカードのある職場で働いた経験がなく、新卒当時から比較的裁量幅のある仕事をしていたことから、細かなタイムマネジメントをしてきた経験がありません。しかも、(性格的にも)細かなスケジュール管理は苦手です。

そんな私ですが、Excelを使って以下の3つの管理をしていました。

週間スケジュール管理

高学年になって通塾日数や学習量が増えると、塾の予習・復習・宿題の分量が増えていきます。結果、塾の授業と次の授業の間にやるべき内容(優先順位)を決めておかないと、スケジュールが回らなくなります。

そこで、塾のスケジュール(授業)に基づき、子供と一緒に1週間の大まかなスケジュールを作成し、子供の机の前に貼っておきました。

特に、小学校の行事や塾の模試などが入ってくると、スケジュール通りに進まなくなるので、優先度に応じて色分けを行い、(子供が見て)最低限やるべき内容が一目で分かるような形式にしました。

 

過去問の管理

小6の秋以降は塾の授業と並行して過去問演習が始まります。
志望校別コースであれば、志望校に関する過去問管理は塾にやってもらえるから良いのですが、それ以外の併願校については家庭での管理が必要となります。

併願校に関しては、「1年分丸々4科目解く」ことは時間的にも厳しいので、科目別に(さみだれ式で)解くことになります。

そこで、「どの年度のどの科目を解いたか」、「復習が済んでいるか」といった部分は把握しておく必要があります。

 

入試スケジュール管理

入試当日の交通経路や集合場所・集合時間あるいは発表日時だけでなく、出願手続きや入学金の振込期限など、入試に関する一連のイベントや期限などを一覧表にまとめるのにExcelを利用しました。そして、夫婦間でダブルチェックするなど(抜け漏れがないように)念入りにチェックしました。

(親が手続きを失念して)試験を受けられなくなったり、入学取消になるのだけは避けたいものです。

 

圧倒的に難しい(子供の)学習管理

前述の「過去問の進捗管理」や「入試スケジュール管理」、あるいは「教材の管理(整理)」などは、親主体である程度完結します。したがって、管理も比較的容易です。

しかし、子供の日々の学習内容を(Excelなどを)管理しようとすると、一気に難度が上がります。
本来であれば、学習者が自分自身で都度行うべき学習管理を、親が子供の代わりにやってあげるわけで、そもそも相当な無理があります。

この日々の学習管理をどこまで行うかは、❶お子さん自身の特性(性格、成熟度)、❷親自身の特性(緻密な管理が得意か否か、管理にどの程度の時間を割けるか、忍耐強さ)によると思われます。

完璧に管理しようとして、親子でストレスを感じたり、親子間の関係性が悪くなったら元も子もありません。

学習管理については「程々で」良いのではないかと思います。

 

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