本日は「中学受験の形は子供(家庭)の数だけある」というお話です。
ある種の「不安商法」ですね。
特に、親が焦ってしまったり、思わず他のお子さんと我が子を比べてしまったり…。
我家も例外ではありませんでした。
塾の試験でクラス分けが煩雑に行われたり、試験ごとに偏差値が出されたりしますから…。
「(他人を)気にするな」という方が無理かもしれませんね。
子供達の競争心を煽る分にはあまり影響ないんですね。子供って、案外ケロッと忘れてしまいますから。
問題は、「結果を引きずってしまう親」の方ですね 😥
以下のように考えると、多少気分が楽になるかもしれません。
例えば、他のお子さんが勉強していなければ、自分の子供が勉強した分成績は伸びますよね。偏差値も上がるでしょう。しかし、周りのお子さんも勉強していますから、勉強しても偏差値が思うように伸びなかったりします。これが相対評価です。
しかし、お子さん自身の学力は、勉強を続けている限り伸びます。これが絶対評価です。
お子さん自身の学力が、昨日より今日、今日より明日…と伸びていけばよいわけです。つまり、絶対評価に注目するということですね。
最終的には小6の1月ないし2月の入試時に志望校に合格すればよいのです。それまでの途中の試験やクラス分けは単なる参考値に過ぎません。
そう考えると、多少心穏やかに過ごせるのではないでしょうか。 😛
何となく、気分が軽くなった気がします。 🙂
低学年から子供の勉強を見ていると、試験を受けなくても学力(成績)が伸びているか(伸びていないか)が結構わかるのです。例えば、成績が上がっている兆候としては、①計算プロセスをしっかり書いて、ケアレスミスが減ってきた、②難しい問題にも食らいつくようになった、③ノートの字が丁寧になってきた、④自分で進んで勉強するようになった…といったことが挙げられます。
逆に、悪い兆候としては、①ケアレスミスが目立つ、②解けないと簡単にあきらめる、③ノートの字が雑になった、④勉強がなかなか始まらない、といったことが挙げられます。
もちろん、上記は単なる例なので、すべてのお子さんに当てはまるわけではありません。重要なことは、悪い兆候が出てきたら、早目に軌道修正することです。
こうした兆候は集団塾の先生ではなかなかわからないんですね。個々の生徒を細かく見ているわけではないので。なので、親御さんの力が大きいわけです。
景気の先行指標のようなものなので、(悪い兆候が出てきたら)なるべく早く手を打った方が良いということになります。
勉強を常日頃見ている親だからこそわかる「兆候」というのはありそうですね。我家もそうした兆候を早く察知できるように勉強を見守りたいと思います。