中高一貫校(中学)や公立中学ではそろそろ中間試験が始まっている頃だと思いますが、本日は、一貫校と公立中における中間試験の違いについての私見を述べたいと思います。
なお、公立中の中間試験については、遥か昔の記憶に基づいてるので、現在の状況とはかなり異なっている可能性もあります。
試験科目と試験日程
公立中学の中間試験は、5科目(国語・数学・理科・社会・英語)で、試験日程は1日乃至2日間で終了した記憶があります。
一方、中高一貫校も上記5科目がベースとなりますが、数学が代数と幾何に分かれていたり、理科や社会も複数科目が同時並行で進んでいたりするので、中間試験の科目は8~9科目となります。また、試験も3日~4日かけて行います。
試験範囲
公立中学では中間試験の試験範囲は、基本的に(検定)教科書だけです。なので、試験範囲も先生が黒板に「〇ページ~〇ページまで」と書くだけでした。
一方、中高一貫校では教科書だけでなく副教材も沢山あり、それぞれについて結構細かく試験範囲が指定されます。また、試験範囲も配布物(紙)やイントラネットなどにより周知されます。
試験の性格
公立中学では普段はほとんど宿題も出ず、また、(当時の)私のように学習習慣がまだ身についていない子供が多いことから、試験のかなり前(中間試験で1週間前、期末試験で2週間前)から試験勉強をしていた記憶があります。
一方、中高一貫校の場合、普段から宿題が出ていること、生徒たちもそれなりに学習習慣が身についていること、また、中学初期の理科や社会では中学受験の貯金(?)もあることなどから、(普段の授業である程度身についていれば)試験前に慌てて準備する必要性は薄い気がします。
また、中高一貫校では公立中学と違って高校受験がないため、試験の点数(=内申に直結)に拘るというよりも、学習定着度を確認して、今後の学習に生かすという性格が濃いように思います。