現在改訂中の四谷大塚の「予習シリーズ」ですが、四谷大塚の教材購入サイトを見ると、夏期講習のテキスト(算数)の情報がアップされていました。
5年生の夏期講習テキスト(算数)については、申込開始:7月8日(金)、発送開始:7月11(月)と予定されています。
ちなみに、5年下巻も上記と同じタイミングで発売されるようです。
従来の四谷大塚のカリキュラムでは、夏期講習期間はカリキュラムが進まなかったのですが、昨年の4年生の(夏期講習テキスト)改訂に続き、5年生の夏期講習でもカリキュラムが進むことになりました。
4年生下巻、ならびに5年生下巻では、上記の単元は全て「既習扱い」になりますので、
算数につきましては
予習シリーズ4年上巻 → 夏期講習テキスト必修編 → 予習シリーズ4年下巻
の流れで学習して、はじめて論理がつながります。
(四谷大塚 教材購入サイトのお知らせより)
さて、気になる5年生の夏期講習テキスト(必須編)で扱う内容ですが、以下の通り、従来は5年下巻で扱われていた単元の先取りになっているようです。
今回の改訂の結果、従来5年下巻で扱われていたかなりの内容が、5年夏休みまでに既習となるようです。
もちろん、従来5年下巻で扱っていた単元がそっくり夏期講習に移行するわけではないと思いますが、(4年生以上に)ハードな改訂と思われます。
改訂の全容は6年生の改訂まで待たないと何とも言えませんが、恐らく6年上巻から5年下巻に降りてくる単元もあると思います。例えば、「立体切断」や「芋づる算」(不定方程式)などが予想されます。
それでも、従来かなり詰込み感が強かった5年下巻は少し楽になる方向の改訂のように思われます。
しかし一方で、5年生の夏は従来以上に大変になるように思います。
4年生の夏前は既習事項がまだ少ないので、夏期講習で単元学習を進めてもさほど負担になりませんが、5年生の場合は既習事項がかなり積み上がってきているので、既習事項の復習と新単元の学習を併せて行う必要があるからです。
特に5年上巻では「速さ」を筆頭に、食塩水や売買損益、図形の移動などかなり重い単元もあるので、これらの単元の復習についてもかなり時間を要すると思います。
したがって、「すべてを(満遍なく)やろう」とすると消化不良になる危険性もあります。
6月初旬になると夏期講習のスケジュールも公表されると思いますが、各単元の力の入れ具合(重みづけ)や注意点等について、早目に塾の先生に相談してみるのが良いと思います。