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小学6年生は、中学受験に向けた準備がいよいよ本格化すつつある時期を迎えました。
秋以降の模試の偏差値推移、志望校の過去問の相性といったことを念頭に、実際に受験する学校について検討するのはもう少し先になりますが、(我家もそうでしたが)多くのご家庭で志望校の合格可能性が気になってくる時期でもあります。
志望校の変更とは?
「志望校の変更」にはいくつかのパターンがあると思います。
❷ 単に親が行かせたい学校を志望校としていたため、子供の意思を尊重し、子供の
行きたい志望校に変更した。
❷ 偏差値が届かない(過去問で点数が取れない)ので、子供には行きたい気持ちが
あるものの、合格可能性が低いので受験を断念した。
❶、❷の志望校変更は「アリ」ですが、❸の志望校変更は危険だと思います。
この時期、余裕で中学受験準備を行えるご家庭は、少数派でしょう。
親子ともに不安を抱えながら中学受験を進める中、子供自身が「ここに行きたい」と考える志望校があることは、この先、受験勉強を乗り切る上で大きな支えになります。
志望理由自体は、「子供が行きたい」という思いがあれば、「偏差値が高い」、「名前が格好いい」、「制服が可愛い」など何でも良いのです。
但し、「親が行かせたい」と思うだけで、子供自身はそれほどでもないと感じている場合があります。言い換えると、「親が薦めるから何となく…」という感じで、(親の言葉のすり込みによって)子供が自分の志望校であるかのように感じている場合もあります。
もちろん、偏差値的に十分届いているとか、過去問で点数が取れているということであれば(子供自身にはそれほど強い思いがなくても)そのまま(志望校)で良いのですが、仮にそうでないならば、親子で話し合ってみる必要があるかもしれません。
単に偏差値順に志望校を選ぶのではなく、様々な視点から「中学受験」を考える機会を持つことができるので、親子ともに中学受験に対する理解や思いが深まる可能性があります。
ストレスも疲れも増してくる時期
秋以降は、塾の雰囲気もピリピリしてくる時期になります。
また、小学校である種の(中学受験組と非受験組の)分断が生まれやすいのもこの時期です。
今までは学校が息抜きの場であった子供たちにとって、学校でも緊張して過ごすことが多くなり、疲れやストレスが溜まってきます。
そうした中、子供たちにとって息抜きの場は家庭であり、そして、行きたいと思う学校があることは勉強継続のモチベーションとして重要となります。
その意味で、子供自身が行きたいと考える志望校は尊重すべきだと思います。
子供の気持ちを尊重しつつ、一方で現実的な選択肢(併願プラン)を考えるのが親の仕事です。
背反する思いの中で…
親として、「少しでも良い(偏差値の高い)学校に行かせたい」、一方で、「子供に合う(子供が行きたい)学校に行かせたい」という思いが交錯する中学受験。
「これ」という正解はないのですが、最後にF. Scott Fitzgerald(1896年-1940年)が言った私の好きな言葉を引用して締めくくりたいと思います。
A test of the first-rate intelligence is the ability to hold two opposed ideas in the mind at the same time and still retain ability to function.