【茨城から名門ハーバード】 現役合格の18歳が意識し続けた「1日の中で絶対に“しない”こと」

雑感
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幼少期の習い事

幼少期の習い事については、以下のように記述されています。
① 習い頃は(英語を含めて)たくさんやっていた
② 英会話以外の習い事は自分で見つけて、自分から「やってみたい」と言った

ー 習い事では、どのような力が伸ばせたと思いますか。
スキルの面は、そこまで身についたとは思っていません。(中略)でも、友達やコーチと話すのが好きだったので、それが楽しくて続けていました。中学受験をしたので、小学生の間にほとんどの習い事はやめてしまったのですが、そうした経験全体が有益なものだったと感じています。

何かを極めるための「習い事」という考えもありますが、多くの習い事を通じて視野を広げたり、コミュニケーションを楽しんだりするという面も重要ですね。

そう考えれば、習い事を中断したり途中でやめてしまうことをネガティブに捉える必要がないということになると思います

 

また、小学生の時はそこまで英語は上達しませんでしたが、英語を聞く耳ができたという意味では、英会話をやっていて良かったなと思います。また、学校外の友達とコミュニケーションをとる機会がたくさんあったので、知らない人とでもすぐに打ち解けれられる力も身についたと思います。

(我が家はやりませんでしたが)幼少期で英語を習うことの最大のメリットは、①英語のリズムに慣れること、②外国人との心理距離を縮めることにあると思います。

特に、心理的距離を縮めること(=すぐ打ちとけること)は、いくら家で英語のテキストを読んだり、ドリルを沢山やっても身につかないですね。

私自身の経験ですが、大学院留学した時も(その後の仕事でも)痛切に感じたのですが、やはり外国人とコミュニケ―ションをするときにはどうしても身構えてしまう。
日本人と会話するときとは明らかに違うんですね。

MBA卒業後に、日本に住む、あるいは、日本に遊びに来た外国人同級生の家族とクリスマス等に会う機会が何度かありました。

当時、私の子供は3~5歳だったと思います、(外国人の同世代の子供と)楽しそうに遊んでいました。言葉は分からなくても、コミュニケーションがとれているわけです。

キッズ英会話なども「学校英語的な英語の勉強」という点ではそれほど効果はないと思いますが、自然な形で外国語や外国人に触れる機会を幼少期に持つという点で有意義だと思います。

中学時代の「25分」のルーティン

中学校に入って、英語を学ぶ目的意識がはっきりしたのがポイントですね。
これがないと、主体的に英語に取り組むことは難しい。

そして毎日勉強すること、そのためにモチベーションを高める工夫。安価なオンライン英会話を使うのも良いアイディアですね。

英語は手段であり、英語を通じて色々なことを知ったり、知らない人(外国人)とコミュニケーションをすることを楽しんでいるという点で、理想的だと思います。

また、生来、「人と接するのが好き」という感じなので、これも英語を身につけるうえでは大きく寄与した思います。

一人で黙々と英語を勉強していても、(受験英語には対応できても)それだけでは使える英語は身につかないでしょうね。もっとも、将来「使える英語」を身につける上でのベースになるので、決して無駄ということはありません。

「現実的」になった海外大学への進学

私が受けてきた日本の教育は、先生から生徒への一方通行で行われることが多くて、個々の生徒の感情や考えが全く共有されない環境には、ぼんやりと違和感を覚えていました。私は言いたいことがいっぱいあったから、「授業中にもっと意見を言う機会があったらいいのにな」と思っていたんです。そのあたりから真剣に海外大への進学を考え始めましたね。 (中略)よく驚かれるのですが、どれだけ忙しい時でも徹夜をしたことはこれまで1回もないんです

日本の教育に関する違和感と自由に意見を発信したいという思いが海外留学につながったようです。
また、時間の使い方が上手だという点も見逃せません。

松野さんを支えたマインドセット

私の場合は人格が形成される時期にさまざまなことに携われたのが、大きかったと思います。(中略)そこには自分の生き方や考え方を認めてくれる人がたくさんいました。そのおかげで、積極性が育めたのだと感じています。(中略)なかなか自分一人で頑張って高められるものではないと思うので、私の場合は幼少期にそういう力が身についたのかなと考察しています。

幼少期に習い事を含め様々なことにチャレンジしたこと、先生や友人や多くの人と関わり合いの中で、自己肯定感や積極性が高められていったようです。

地方の公立高校にいると、ただ待っているだけでは情報は手に入りません。先生たちにも受験するにあたって、どんな書類が必要なのか、私から説明する必要がありました。(中略)今の時代はインターネットがあるので、積極的に情報を取りに行く姿勢さえあれば、いくらでも見つけることができると思っています。私の場合は積極的な性格が幸いして、見つけたら即応募するという決断ができたから、結果がついてきたのかなと思います。(中略)地方から海外大学に挑戦するときには、もちろん英語の点数や成績は重要ですが、それ以上にマインドセットが大切なのではないかと思います。

これは素晴らしいですね。心底感服しました。

まさしくこれが留学準備の本質なのですが、高校生の時に既に気づいて、しかも実行しているというのは本当に素晴らしい。

海外大学(院)留学に関しては、英語の点数を上げるために大枚払って英語学校を使ったり、留学エージェントに高い費用を払ったりする必要はないんですね。利用するにしても、最小限で済ませることはできる。

そんなことをする前に、もっと他にやるべきこと、意識変革の必要性があるんですね。

松野さんが描く夢

アメリカの大学の場合、入学時に専攻を決める必要がないんですね。
大学1~2年の間でじっくり決めればよい。

また、いったん決めた専攻も途中で変更できたりします。また、Double Majorで複数専攻も可能です。

現地で充実した留学生活を楽しみ、夢を実現して欲しいと思います。

 

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